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CAP SETの交換(CPT-4000-YLS)[CarolBrass Pocket Trumpet C]

  某サイトで見つけたCAP SET、お安かったし、重厚な音が出せそうだったので、
(買ってみるか)という気になって購入した。

CAP SET

↑CAP SET(赤フェルトは後付け。左端の一組は逆向きにした)

(トランペットは結構持ってるので、どれかに合うんじゃないかな…)といった安易な気持ちがあったが、YAMAHA、Besson、Nikkan、TOKAN、Swallowとやってみたが、いずれもシリンダー側が小さくてぶかぶか。 Schilkeは底蓋にシリンダー番号が振ってあるので交換する気はないが、それも合いそうにない。
(もしかしたら購入したのが中華サイトだったから、台湾製なら…)ということで、Carol Brassのポケトラに合わせてみた。
CPT-4000-YLS

↑キャロルブラス・ポケット・トランペットC管(CPT-4000-YLS)

(入った!)笠と底は問題なくすべて入った。ところが…。
押金(Piston button)の1つは(奥まで)入ったが、残りの2個は途中までしか入らない。
(これ以上無理に入れれば、本体のネジ山がダメになりそう…)ずっとこの銅製のPiston buttonのみを使い続けるのならそれでも良いかもしれないが、『他と共用できない不良品』のネジサイズに本体側を合わせてしまうのは、かなり抵抗がある。
  ということで、Piston buttonは、別のサイトで買ったYAMAHAに合うのをとりつけた。(Piston buttonについてはCarolBrassとYAMAHAは、ネジサイズ、ピッチ等が同じみたいで、共用できる)
CPT-4000-YLS

↑CPT-4000-YLSにCAP SETを装着(Piston buttonは別)

  使ってみたが、一層重厚感が増していい感じ。(実は前のも純正品では何か物足りないように感じて、Carol Brass Trumpetにヘビーキャップセットを取り付けた残りのキャップセットを、 CPT-4000-YLSに取り付けていた。上から2つ目の写真でも確認できるが、使いまわし…)
CPT-4000-YLS

↑CPT-4000-YLSのPiston button側からの画像

  これで2ndや3rdのシリンダー下部にDIME硬貨を入れなくても、十分重くなった。近頃、ポケトラの持ち方にもさほど違和感は感じなくなったし、 音的にはこの楽器はCarolBrass Trumpet Zorro Cにも引けを取らない十分いい音が出せるので、愛用してやってる! コイツ、また可愛くなった…(?)

【CPT-4000-YLS-C-LのDATA】
Key: C
Bore size: ML (0.460''; 11.7mm)
Bell material: Y (Yellow brass)
Bell size: L (#72)
Bell thickness: S (0.024''; 0.6mm)
Bell diameter: 4.724'' (120.0mm)
Finish: L (Lacquer)
Leadpipe material: Yellow brass
Tuning slide material: Inner / Outer Yellow brass
1st tuning slide fixed finger ring
3rd tuning slide adjustable finger ring & stop screw

【Accessories】
Gig bag
CarolBrassR 3C mouthpiece
Polish cloth←※ コイツは要注意
Polish cloth

↑黒いPolish cloth(付属品)

La Tromba T2 valve oil
Ultra Pure tuning slide lube
User booklet
※ 楽器に重ねておくと接触部分のラッカーが黒っぽくなる
Darkish Parts

↑Polish clothに触れてて黒ずんできた部分

2nd slide

↑2nd.slideの拡大

ま、音や操作性には影響ないだろうから、気にしなきゃいいんだけどね。ただ、新たに購入される方には、黒いPolish clothは楽器に掛けたままにしないで、ケースのポケットにでも入れて保管することをお勧めする。 YAMAHAやVincent Bachなんかのように、薄い色のPolish clothにしといてくれればいいのにね。
(Mar. '24)
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