2つ目のスワロー(SWALLOW)のトランペットです。前に紹介したフォルモサ(FORMOSA)というトランペットとは、形状は似ているものの若干異なるようです。 FORMOSAのケースは以前『TrumpetCaseの修理』にupした通り、少し大きめで、トランペット本体以外のものも、楽々収納できる豪華版(?)でしたが、こちらは本体以外に収納できそうなのは、マウスピース1個くらい、 あとは楽器拭き用のクロスがせいぜいです。(ベルの下あたりに小さいバルブオイルが入らないこともないですが、きちんとキャップを確認しておかなければ危ないかも) ベル部は、左がFORMOSAで、『SWALLOW』の下に『FORMOSA』ときちんと刻印がされていますが、右の方は『SWALLOW』の刻印があるだけです。 ピストンボタンとバルブ上下の蓋はシルキーっぽく作られてて(シルキーは六角形だけどね)おしゃれなだけじゃなく、手袋をして演奏とか楽器の掃除をするときでも、円周がギザギザのボタンや蓋を回すよりは負担が少なそう。 (周がギザギザだと、固く閉められている蓋を開けるときなんか、手袋に穴が開きそうな気がするときがある) あと、ピストンボタンの指が当たるところは、どちらも凹んでいる。前にトーカンのトランペット(ELLIS&Prima)のとこで書いたように、 自分はピストンボタンの頭は、フラットか、少し凹んでた方が違和感が無いし、使い易いので、トーカンのトランペットよりはこちらの方が好み。(使い慣れれば、頭凸でも違和感も無くなるんだろうけどね) 第1抜差管の指掛けトリガーも、左右で少し違ってます。 第3抜差管の調節ナットの位置も、左はシリンダー側、右はベル側についてます。これはどちらでも良いような…。 トータルとしては、自分はFORMOSAよりも、ケースはシンプルながら、こちらの方が使い良い(鳴りも良い)気がします。どちらもスチューデントモデルとして使うには十分な楽器です。 (Feb. '23)