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Water keyの修理(バネのメンテナンス:CONDOR Bb)

  CONDOR Bbのコルクの交換のとこで、『この後、特に何の支障もなく使うことができたら良かったんだけど…。』で終わったが、実はそのすぐあと試し吹きをしてみたら、やはりWater keyのあたりから、息が少し漏れてるようだった。
(コルクは新しいのに替えたばかりだし…)よく見るとバネもヘタってるようで、Water keyの戻りが悪くなってて、コルクと唾抜臼の間にわずかに隙間が…。
(Water keyのバネの予備は無い…)Water keyのバネについては消耗品で、ゆるくなってきたら交換するって意識はあるが、今まで使ってきたトランペットやコルネットで、バネがバカになって交換した経験は無い。当然、バネを買った記憶もないので、Water keyのバネの予備も無い。
Water keyの部分 ↑バネが緩く少し隙間がある(左)ネジを外して唾抜腕を取った(右)
※ 外した後の各部分の錆や汚れは、もちろんきれいに取り去った


  せっかく、輪ゴム使ってWaterKeyのコルク交換をしたのに、今さらネジを外してWaterKeyのシステムを分解するのは、少なからず抵抗があった。(ネジ外して、唾抜腕やバネを主管抜差内管から外した後に、コルク交換をした方が、よほど合理的だと思ったからだ)
  とはいえ、このままでは使えないし、後悔先に立たず。一応分解してみて『鋼鉄バネの復元力の復活』にかけてみるってことにした。
Water keyの部品 ↑バネ付きの唾抜腕(左)ネジとバネと唾抜腕(右)

  ネジを外してバネ&唾抜腕を取った。錆びや汚れをキリで削ぎ取ったり、アルコールつけたティシュで拭いたりして、それなりに小奇麗にしてやった。
Spring&Pliers ↑テーブルに置いたバネ(左)ペンチの先で挟んだバネ(右)

  バネはペンチやプライヤー等を使って伸ばす。(自分はペンチの先とラジオペンチを使った)
  バネ&唾抜腕を主管抜差内管に取り付けるときは、二つのバネの先の伸ばした部分を、同時に、再度曲げなければ取り付けができないので、自分はバネの先をクリップで挟んで取り付けた。
Spring&Pliers&Paper clip ↑伸ばしたバネ(左)取り付けるため先をクリップで挟んだバネ(右)

  きちんと取り付けられた。
Water keyの部分
↑完成!(違いは分かり難い…?)

CONDOR TRUMPET
↑メンテナンス終了後のCONDOR TRUMPET

  この後、Water keyのバネを購入したので、現在バネのストックは4個ある(セットだった!)が、CONDOR TrumpetのWater keyは何の支障もなく使うことができてるので、まだ替えてない。めでたし、めでたし…?
(Sep. '24)

(これによって生じる、いかなる不利益も補償いたしませんので、トライされる方は自己責任でお願いします。とりわけWater keyのバネは消耗品で、ヘタって来たら交換が原則なので、『一時しのぎの一例』と取っていただいた方が適当なのかも…)
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